↓ 第1話『ぼくはお金を証明しようと思う。』
https://www.yuya.blog/entry/bokukane1
↓ 第2話『ニートになる方法』
https://www.yuya.blog/entry/bokukane2
第3話となるぼく金は
結論からいうと
「資本家と労働者ではお金の流れ方が違う」ということ。
資本家は
お金で商品を買い、労働力を使ってその商品をより価値のあるものに作り変え、それを売ってお金を得るもの。
と説明している。
つまり、「お金→商品→お金」という流れが資本家のお金の流れなのだ。
貨幣の登場から、資本家の登場、労働者の登場など順をおって見ていこう。
今回は
第1話の続きになっているのでまだ読んでない人は、先に読んでからこの記事に戻ってきて欲しい。
↓ 第1話『ぼくはお金を証明しようと思う。』
https://www.yuya.blog/entry/bokukane1
貨幣の登場
どんなものでも交換可能、
他の商品と違って腐らない、
みんなが大好きな商品
物々交換から、貨幣登場まで
貨幣つまりお金が登場する以前の時代は
人々は自分が持っている商品と他人が持っている商品を物々交換することで、自分の欲しい商品を手に入れていた。
でもネットも何もない時代、自分の持っている商品と自分が欲しい商品を運よく交換してくれる人を見つけることはとても難しかった。
というかかなりの『偶然』が起きないと不可能だった。
そこで、とりあえずみんなが欲しいものに一旦商品と交換しておこうという動きが起きた。
例えば、日本だと稲、中国だと貝殻などが当時価値のあるものとされていた。
お金に関する漢字に貝という文字が含まれているのはその名残であるというのは豆知識だ。
「売る」という漢字も旧字体で書くと「賣る」になり貝が含まれているな。
そしてが時代が進むにつれ、金や銀が登場し、
現在使われているような貨幣、つまりお金が登場。
お金の登場により、お金を最大化しようとする動き、経済活動の活発化が起きる。
資本家の誕生
従来、人々は自分の持っている使用価値のある商品を、一旦お金に交換し、お金を使って欲しい商品を手にしていた。
しかし、お金の登場により、お金からお金を生み出し、お金自体を増やそうという動きが始まった。
お金で商品を買い、その商品を売る・あるいは商品をつくり、お金を得る。
(資本制生産様式)
これをやっているのが資本家という人間、
このように資本家が誕生した。
労働者の誕生
資本家のお金の流れ「お金→商品→お金」をつくるためには商品をより価値のあるものにする必要がある。
その商品をより価値のあるものにするのが
労働力。
つまり、
商品に新たな価値を生むのが『労働力』という特殊な商品であるということ。
そして労働力を売っているのが労働者という人間なのだ。
ここまでの話を図で確認すると
資本家はお金で工場や労働力という商品を買い、新たな商品を作り、それを売ることでお金を得る。
資本主義の問題
資本家と労働者は「週に何回、何時から何時までどこどこで働いてね」みたいな契約を交わす。
一見対等なように契約を交わすも、実態は違い、
労働者は奴隷にようになってしまうとマルクスは言った。
これが資本主義の問題だと言ってマルクスの話は続くんだけども、
ぼく金はあくまでニートになる方法を教授するのが目的。
資本論の授業はここまで。
資本家のお金の流れを真似する
資本論では
労働力という商品を売る労働者は、自分の時間を資本家に売ることでお金を得る。
一方で資本家は、自分の商品を売ることでお金を得ている。
つまり労働者でいる以上は時間の自由が効かないのでニートにはなれないのだ。
資本論での資本家は何をしていたかというと
お金で労働力などの商品を買うことと、
商品のアイディアを考えたことだった。
時間の拘束が発生する労働力にはならないのだ。
ニートになるためには極力ここを目指すことになる。
もうお気づきの方もいるだろうが、
資本家のようになるのがニートの条件ならば
お金を貯め、オリジナルの商品をつくることは避けられない。
まとめ
文章で伝えるということはなかなか難しい。
YouTubeでスライドと音声を流し解説する動画でも作ろうかと思っている。
第3話を簡単にまとめると
資本論で出てくる
資本家のようになれば
時間とお金が手に入り、そうすれば自立したニートの完成だ。
しかし、そのためにはやらなければならないことがある。
それは2つ
- オリジナルの商品作り
- オリジナルの商品を作るための資金貯め
これが資本主義ゲーム攻略のキモだ。
多くの人は自分で自分の商品を作ることができないと思っている。
資金も貯められないと思っている。
特に日本人は日本式の教育によって、商品を作ることに対する苦手意識が強い。
だが大丈夫だ。
ぼく金はまだたったの3話。
マサラタウンからもまだ出ていないのだから。