「ぼくはお金を証明しようと思う。」
このBLOGを書いている僕というのは、それなりに考えながら生きていて
この資本主義の世界をゲームだと捉え
このゲームがいったいどういうルールで動いているのか
自分がどんなことを得意として、どんなことを弱点とするキャラクターなのか
どこのポディションをとれば、ゲームを有利に進めていくことができるのか
このゲームの楽しみ方はどこにあるのか
そんなことを学生の頃からこっそり考ながら生きていて、同時にある程度実践も交えながら、今も変わらず考えている。
その考えっていうのは
現実主義というか、学術的なものになっているので
僕以外の人にも、それなりに役に立つ情報かもしれないと思って、
せっかくなら沢山の人が観れる形として共有していこう
そんなつもりでこのBLOGを毎日毎日更新しているといった感じになる。
ぼく金の趣旨は「平日の昼間からぶらぶらニートのように生活する」といったもので
自分の商品をもって、それをお金に変えて、勤め人を卒業しようと言ってはいるけども
この考え方というのは勤め人卒業を目指してない人からしても、かなり有効な考え方で
「勤め人の収入+自分の商品からの収入」
これが実現できると実際かなり生活が楽になる。
勤め人の給料というのは労働力再生産にかかる経費なので、まず基本的な生活は成り立つように出来ていて
それに加え、自分の商品からの収入が5万、10万とかあればある程度の贅沢もできるようになる。
なので、ぜひ
「勤め人+α」をまずは目指してほしい。
では本編へ
ブラック労働の始まり
前回からブラック企業について少し触れて
今回第24話からは回を重ねて、本格的にブラック企業・労働について話を進めて行く。
ブラック労働についてはイギリスの産業革命以降ずーっと存在していて
マルクスが
「労働者は搾取される」と表現したように
当時の労働者というのは児童や女性も関係なく、相当劣悪な環境で働かされていた。
*「The White Slaves of England, by John C. Cobden」の表紙の挿絵
資本家というのは生産設備つまり工場を所有していて、その工場に労働者が発揮する労働力を投入することで商品が出てくる
そのでてきた商品を市場でお金に交換し、
得たお金から材料代や工場の維持費を差し引いた「剰余価値」を資本家が受け取り、余った分を労働者に分配する。
なので資本家は儲けるために剰余価値を生み出すことを目的とするんだけど
この剰余価値、どうやったら増やすことができるか
人を増やすのは人件費がかかる
工場を増やすと維持費がかかる
ということで
ひとりの人間、労働者を働かせまくればいいということになる。
そして労働者は働けば働くほど給料が貰えるか、2倍働けば2倍給料が貰えるのか
もちろん
そうはならない。
この仕組みは産業革命から、現代も変わっていなくて、給料とは「労働力の再生産にかかる経費」であるという話から説明できる。
詳しくは次回に話をする。
話を戻して、
資本家は労働者を働きまくらせ、不当な給料しか払わないで、残りは自らの懐に入れる。
なぜ働きまくらせることが出来たかというと、
この時代労働者はほかに働き口がないからだった。
ブラック労働というものが生まれたのはざっくりこんな流れで
現代に通ずるものもある。
余談だが
マルクスは最終的に、
利益を独占する大資本家が生まれる→労働者は貧困に苦しむ→労働者が団結し反逆が起こる→資本家の私有財産が没収されるという
資本主義の崩壊を予言し、共産主義を唱えた。
ロシアではマルクスの思想をベースに社会主義革命が起き、できた国が「ソビエト社会主義共和国連邦」、ソ連すね。結局ソ連は失敗に終わり、資本主義国が力を伸ばしたので、
マルクスの言ってたことが全部正解したかというとそうじゃなかった。
ではまた明日。